
顎関節症:顎関節や咀しゃく筋などの疼痛、関節雑音、開口障害、顎の運動異常が主な症状です。レントゲンや、MRI など検査を行い、Ⅰ型~Ⅴ型に分類。薬物療法や、スプリントと呼ばれるマウスピースの様な治療器具を使って治療をします。
それが奏功しない場合、関節の中を洗浄したり、薬物を注入することもあります。
1. 顎関節症の標準初期治療
・生活指導
・投薬
・スプリント
外来3年間の顎関節症の診断/治療症例
期間: 平成24年3月~平成27年3月
顎関節症病名件数: 約610件(203名 / 年間)
パンピング 15件、穿刺洗浄療法 4件
計 19件 / 610件(3.1%)
2. パンピング・上関節腔洗浄療法
標準初期治療が奏功せず、開口障害が継続する場合、MRI撮影(若草第一病院放射線科)、関節円板周囲の詳細を把握し、パンピングや上関節腔洗浄療法を行う。

3. 関節鏡視下手術、関節円板除去手術

変形性顎関節症(骨まで変形している例)、関節円板がどうしても元に戻らない難症例は、外科処置の適応となる場合もあります。