診療時間
平日 9:00~13:00 / 15:00 ~ 18:00
土曜日 9:00~15:00(休診日:日曜日・祝日)
※手術日、訪問診療日は診療カレンダーをご覧ください。
診療内容
口を大きく開けることができない、耳の前がカクカク音がなる。この様な症状は「顎関節症」かもしれません。顎関節症とは、顎が痛む・口を開けにくい・関節音がするといった顎運動異常を主要症候とする障害の包括的診断名です。当院では、レントゲンやMRI などの検査を行い、咀嚼筋障害(I型)、顎関節痛障害(II型 )、顎関節円板障害(III型)、変形性顎関節症(Ⅳ型)の4つに分類。薬物療法やスプリントと呼ばれるマウスピースなどで治療をします。それが奏功しない場合は、関節の中を洗浄するなど外科処置へ移行する場合もあります。
顎関節症の主な症状
顎関節や
咀しゃく筋などが
痛い
顎関節で
変な音がする
口が開かない・
開きにくい
顎の運動異常
顎関節症は精神的緊張やストレス、睡眠中の⻭ぎしり、⻭の食いしばり、アンバランスな姿勢など、日常生活における行動や癖が症状と関係している場合が多く、標準的な初期治療として、生活指導を行うことで症状が軽くなる場合があります。噛み合わせに悪影響を及ぼす生活習慣を見直しても症状が改善されない場合は、投薬やマウスピースを用いた治療を行います。
顎関節症病名件数:約809件(270名/年間)
期間:2021年1月~2023年12月
標準初期治療が奏功しない場合には、MRI撮影後外科処置(パンピングや上関節腔洗浄療法)を行います。関節腔内の炎症が⻑期間にわたると、関節内に血液や炎症性物質が溜まるため、関節腔内に注射針を刺し生理食塩水を流し込むことで炎症性物質を洗い流すという治療法です。
マニピュレーションや洗浄療法を行っても症状が改善しない難症例は関節鏡視下手術、関節円板除去手術などの外科処置の適応となります。当院では専門医を招聘し様々なアプローチによる治療を施行しています。
症例.01
習慣性脱臼
40代女性。習慣性脱臼(あくびで顎が外れる)で複数の医療機関を受診するも改善しないために来院されました。Dautrey氏法手術(頬骨弓を若木骨折させ、関節前方部に障害を形成する)を施行しました。
顎関節疾患について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。